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蜘蛛の巣の写真集

ハレの日のケ、ケの日のハレ

シン・ゴジラ ネタバレを配慮しない感想

3.11を経験してない人には、この映画を観ても、SNSの描写や傍観する民衆の姿からそのひとりひとりに人生があることがリアルには分からないのではないかなどうなんだろう。国内向け、現在向けに作られてると思った。でも外国にも災害あるし一緒か。イマジンか。
私は民衆のひとりとして映画の中に居た。テレビを観ていた。ツイッターしていた。デモに参加していた。
非被災地にいた私はあのとき金送るくらいしかできることもなくて、ツイッター糸井重里のことばや信頼度の高い情報やエレキのやっつんの笑いをリツイートして、日常を送って血液を送るポンプであろうとしていた、映画の中で描かれていない非被災地の人々もきっとそうだろう。
名無し役を大物有名人が演じてるのは単なるコネタではなくて名無しだけど名無しじゃないんだよって意味かもしんない。避難所はきちんと機能していそうだ。
政治家達、完璧ではないけれど理解できる。しかしこれは風刺である。
みんなかっこ良かった。余さんのメイクも媚びてない。

眼前に広がるなぎ倒された建物。立ち去るときに背をむけずに後ろ向きで数歩歩いて手を合わせたシーンで、以前目黒区美術館でやってたリアス・アーク美術館展を思い出した。人が写ってる写真がたしか一枚だけあって後ろ向きでたたずんでいる。鳥居のまわりの瓦礫がいちはやく片付けられていた写真も思い出した。
壁の絵で竹橋の東京国立美術館のコレクション展で観た戦争画を思い出した。飛行機飛んでる絵。球子の富士山もあった。

国家の中枢、象徴的な建物がガンガン壊される。ゴジラ原発地震津波で戦争だった。

これは数日前ツイッターで見たんだけど、あの世界には怪獣というものが存在してない。ヒバゴンブースカももしかしたらネッシーもいない世界。パラレルワールドだ。
ゴァ・ズィラ…?ゴジラゴジラ
初期形態…良かった…私ちょっと好きだった…。どばどばぶしゅーごぼごぼ…。分厚い牛肉をレアに焼いて切り目を入れたい。ピカー。
石原さとみのやりきってる感とても好きだった。あれがどこまで狙いなのか分かんないけど…最初は動転したけど。。。さとみのお陰でシリアスになり過ぎずに楽しめた。
実日子ちゃんは期待より出番少なかった。けどさいこうだったし実日子ちゃん出てるから観た的な部分あるし出ててくれてありがとう。

スクラップ&ビルド。このパラレルワールドの数年後を見たい。きっと東京駅は元の姿に、高層ビルはメタボリックに、残せる建物は残して、自然は再生して、避難者はいなくなってる。

力強い映画だった。観て良かった。この映画はこの国への批判であり反省であり同時に期待である。